SASのAbbreviation機能(省略形の追加)を利用してコーディングの効率を上げる

以前

「SASのキーボードマクロを使って、ショートカットキーにコードを割り当てる」
http://sas-tumesas.blogspot.jp/2013/10/sas.html

「SASの画面のレイアウトを自分好みにして、その設定を残す」
http://sas-tumesas.blogspot.jp/2013/09/sas.html

「SASデータセットを開いた時にラベル名ではなく変数名を表示するのをデフォルト設定にする」
http://sas-tumesas.blogspot.jp/2013/09/sas_20.html

などで、知ってなくても大したことないけど、知っているとプログラムがはかどるかもしれないような小技をいくつか紹介しましたが、今回もそれ系の話です。


「省略形の追加」機能(Add Abbreviation)についてご存知でしょうか?
予測変換候補を自分で辞書登録するような、なんてことない機能で、僕も舐めてたんですが、これがなかなか結構使えます。

例えばunivariateプロシージャを使いたい時、proc univariateって書くわけですが、綴りが長いですよね?まあ、まだマシな方ですが、sasのプロシジャや関数には、1ワードが相当長いものもあります。(ちなみに僕が一番どうにかしてよとおもっているのは、GraphTtemplateLangageでグラフの詳細なデザインを決めるステートメントの綴りが全部ことごとく長いことです)

話を元に戻します。そういった時、例えば、uniまで打てば、まあ後はunivariateのパターンが多いななと判断して























「ツール」→「省略形の追加」をクリックして













省略キー「uni」、省略するテキスト「univariate」と打ってOKします。

そこでエディタで







uniまで打つと、予測変換でunivariateがでてきますので、ここでEnterを押すと
そのまま







となります。

で、他には例えば、いつも引数の設定とか順番を忘れてしまう自作マクロや、SAS関数があった場合に利用したりです。

たとえばSCAN関数で先に、数字もってくるのか、区切り文字指定するのか、いっつも忘れてしまう
鳥頭の僕の場合













SASのヘルプのSCAN関数のsyntaxをコピペしておけば







こうなって、使う時に迷うことがなくなります。

まあ、あんまり、環境設定を自分流にカスタマイズしまくって、それに依存すると
端末が変わった時に環境設定ファイルコピーしないと何もできない人になってしまうことも
あるかもしれないので、その辺りは気をつけてください。





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