医薬関連の方以外にはなじみのない話になってしまいますが、
新しい医薬品を公的機関に、データをもって申請する際に、色んな会社が
統一された規格で申請することによって、審査がスムーズになったり、データを併せて
新たな知見を得ることができたりします。
その規格パッケージとしてCDISCというものがあり、実際のファイル形式は事実上標準としてSASが使用されます。
この本ではCDISCの中で、SDTM,ADaMの説明と基本的な導出、バリデーションについて実践的にかかれています。また特徴的なのが、define.XMLというデータセットの構造等を記述するXML形式のファイルを作成するサンプルプログラム(excelでパラメータシート的なものを作成しそれをSASで読み込んでXMLファイルを作成)がついていて、その説明が詳細であることだと思います。
SAS社が行ったCDISCのセミナーでもテキストとして使用されたことがあり、しっかりとした本です。
『書名』Implementing CDISC Using SAS: An End-to-End Guide
Chris Holland (著), Jack Shostak (著)
出版社: Sas Inst (2012/11/23)
0 件のコメント:
コメントを投稿