詰めSAS3回目は少し変わった処理になります。
問題は以下のデータセット
data Q3;
length A B C D $2.;
A='';B='ろ';C='';D='に';output;
A='い';B='ろ';C='は';D='に';output;
A='';B='';C='は';D='に';output;
A='';B='';C='';D='に';output;
A='';B='';C='';D='';output;
run;
について、A→B→C→Dとみていき、nullでない最初の値、すべてnullの場合は「へ」と返し
目的局面図
のようなデータセットを作成します。
【解法1】
data A1;
length E $2.;
set Q3;
E=coalescec(A,B,C,D,'へ');
keep E;
run;
第一感として、配列とdo loopで処理する方法があると思うのですが
最短最善はcoalesce関数(今回は対象が文字変数なのでcoalescec)だと思っています。
引数のうち、指定順にnullでない最初のものを返します。
もともとSQLで使われていた関数のSASへの輸入だと思いますが、こいつは非常に優秀な
関数で、横方向への順次走査のような処理を関数でできてしまいます。定数をつかえば
最終的にnullの場合に定数を与えることができます。
たとえば臨床試験で、CRFにチェックボックスがいくつかあるもので、
よく、一つでもチェックがあれば何かのフラグをたてるといった処理がありますが
これをつかえば、ifステートメントを書き連ねる必要がなくなります。
ちなみにcoalesceはコアレスと発音します。
僕はコールエッセ関数とずっと呼んでいて恥をかきました。コアレスなんて読めます?
【解法2】
data A2;
set Q3;
array AR{4} $ A B C D;
do i=1 to 4;
if AR{i}^='' then do;
E=AR{i};
leave;
end;
end;
if E='' then E='へ';
keep E;
run;
配列ならこんな感じでしょうか?実は最近までleaveステートメントの存在を知りませんでした。
配列を抜けるときに使うのですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿