SAS9.4のCUROBSオプションについて

SAS9.4のSetステートメント等にCUROBSオプションが追加されました。これは、setの対象となるデータセットのオブザベーション番号を、set後に保持させておくためのものです。

例えば

data Q1;
do X='A','B','C','D','E','F','G';
 output;
end;
run;













というデータセットがあって、

data A1;
 set Q1 curobs=cobs;
 if X in ('A','D','F');
 ORIGINAL=cobs;
run;

を実行すると、A1にはQ1から('A','D','F')のデータが読み込まれるわけですが
もともとAはQ1においてオブザベーション番号1だった、Dは4だった、Fは6だったという情報が








のように変数に格納されます。

これはイケてるオプションですね!今のところ、これをどう活かしたらいいかがまだアイデアがないですが、きっと面白いことができそうです。

さて、これについて、ちょっと、気になるものを見つけてしまいました。
SASのリファレンスのsetステートメントにおけるcurobsの説明は
creates and names a variable that contains the observation number that was just read from the data set.
なんですが、

日本語版オンラインヘルプのSAS9.4ステートメントリファレンスにおけるcurobsオプションの説明が
「オプション CUROBS はデータセットから読み込んだオブザベーション数を含む変数を作成および名前を付与します」なんですね。

observation numberはこの場合オブザベーション番号って訳さないと意味が少し変わっちゃう気がしたんですけど、僕の誤解でしょうか?

一応SAS社にもメールしてみたんですが、僕の間違いだったら恥ずかしい

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