プログラムを他の環境に渡して、ゴリゴリ動かすことが想定されているなら
メンテナンスリリースのバージョンまで、移管先とすり合わせておいた方がよくなってきそう。
ちなみに、自分の使っているSASのメンテナンスリリースのバージョンがわからない場合は
proc product_status;
run;
を実行してみるとよいですよ。
9.4_M3と、でてるM3の部分がメンテナンスレベル3を示してます。
だから、BASEのリファレンスをググッて、参照する場合はthird editionとついているやつを見た
方が正確です。
あとSAS/STATのバージョンも重要で14.1とでていますので、BASEにない統計系のプロシジャ
を参照する場合は14.1のものを見てくださいということですね。
9.3→9.4とかの大きなバージョンアップの場合は、多くのユーザーはSASがだしている
what's newを参照してからプログラムしてると思うので(してますよね?)いいんですけど、
メンテナンスリリースは、一応上がるたびに最新に更新してアップされているとはいえ
その辺をくまなくチェックしてるユーザーは少ないかも。
最近ちょっとびっくりしたのが9.4M3で、univariateに幾何平均の指定がこっそりと増えていたこと。
なんでいまさら!しかもメンテナンスリリースレベルのアップでいきなり!
正直に言わせて頂くと…、誰も気づかねぇよ!!
9.1でgeomean関数が追加されて、横持の変数の幾何平均がだせるようになり
9.2でttestプロシジャでだせるようになり
9.4M1でsurveymeansが対応して
9.4M3でunivariateが対応して(信頼区間などはでない)…
いや、まどろっこしいから、普通にproc meansに幾何平均がらみの統計キーワード
全部追加してくださいよ
/*9.4M3から univariateでgeomeanが指定可能*/
proc univariate data=sashelp.class;
var weight;
output out=out1 geomean=geomean;
run;
/*9.4M1からsurveymeansでgomean、その他信頼区間も指定可能*/
proc surveymeans data=sashelp.class geomean gmclm gmstderr lgmclm ugmclm;
var weight;
ods output GeometricMeans=out2;
run;
/*9.2からttestでlognormalを指定して幾何平均と信頼区間がだせる*/
proc ttest data=sashelp.class dist=lognormal;
var weight;
ods output Statistics=out3;
run;
/*9.1からgeomean関数で幾何平均がだせる*/
proc transpose data=sashelp.class out=temp1;
var weight;
run;
data out4;
set temp1;
geomean=geomean(of COL:);
keep geomean;
run;
data temp2;
set sashelp.class;
logval=log(weight);
RUN;
proc means data=temp2 noprint;
var logval;
output out=temp3 lclm=lcl mean=mean uclm=ucl;
run;
data out5;
set temp3;
lcl_gm = exp(lcl);
geomean = exp(mean);
ucl_gm = exp(ucl);
run;
title "univariate";
proc print data=out1 label;
run;
title "surveymeans";
proc print data=out2 label;
run;
title "ttest";
proc print data=out3 label;
run;
title "転置してからgeomean関数";
proc print data=out4 label;
run;
title "logとってからmeansかけてexp";
proc print data=out5 label;
run;
0 件のコメント:
コメントを投稿